2016/4/8 記事内容を見直し、リニューアルしました。
犬は群れで暮らす動物です。そして、人間と暮らし「ペット」となった犬にとっての群れは、飼い主たち家族です。
群れの中でコミュニケーションをとるために、言葉が発せない犬はいろんな方法で自分の気持ちを伝えようとします。
そんないろいろな「わんこのきもち」を知るために見てあげたい、4つの基本的なポイントを紹介します。
もくじ(クリックでその項目までスクロールします)
わんこの気持ちを知るために見るべきポイント
では、犬はどのような手段で気持ちをあらわすのかを見てみましょう。
1:鳴き声
まずは一番わかりやすい「鳴き声」。
「ワン!」とか「クゥ~ン・・・」とか、いろいろな鳴き声がありますよね。
聞いた感じで喜怒哀楽がわかりそうではありますが、人間にとっての「言葉」とは少し違い、犬は鳴き声だけでコミュニケーションを取ろうとはしません。
どちらかというと感情がそのまま鳴き声として発せられている、という方が正しいです。興奮した時、びっくりした時、痛い時、不安な時・・・などですね。
ただ、人間と暮らす中で、犬は人間相手に「鳴き声が有効な手段」だということを学習します。「1たす1は?」「ワン!」といったお約束(?)のしつけも、逆に要求吠えなどの問題行動も、「この鳴き声を出したらうれしかった、よかった」という思考から、声を発します。
犬が鳴き声を発した時はその時の状態をちゃんと確認しておくことで、わんこの気持ちをある程度知ることが出来ます。
2:姿勢の変化
言葉が離せない犬にとって、声以上に重要なコミュニケーション手段が「ボディランゲージ」。
尻尾を振ったり丸めたり、ケンカをする時に前のめりになっていたり、逆に体を後ろに引き気味だったり・・・犬の感情はストレートに姿勢に現れます。
3:しぐさや表情
姿勢と共に見てあげたいのが犬のしぐさや表情。
手やアゴを乗せてきたり、クルクル同じところを回ったり、首を傾げたり体を震わせたり・・・
ついついカメラを手に取ってしまうような可愛い仕草にも、愛犬の感情が詰まっています。
わんこの性格
犬は人間に負けないくらい豊かな性格を持ちます。
基本的にポジティブシンキングで、喜怒哀楽の「哀」は少ないといわれています。例えば、家で留守番している時は寂しくて悲しそうな表情をしますが、それは「ひとりで寂しい」というより、信頼できる飼い主さんと一緒にいられない「不安」のほうが大きいと考えられています。
犬のポジティブ・ネガティブの感情の変化を見て、注意するべき点をチェックしてみましょう。
わんこの性格
犬は人間に負けないくらい豊かな表情を持ちます。
基本的にポジティブシンキングで、喜怒哀楽の「哀」は少ないといわれています。例えば、家で留守番している時は寂しくて悲しそうな表情をしますが、それは「ひとりで寂しい」というより、信頼できる飼い主さんと一緒にいられない「不安」のほうが大きいと考えられています。
犬のポジティブ・ネガティブの感情の変化を見て、注意するべき点をチェックしてみましょう。
ポジティブな感情の時
散歩に行く前や、飼い主さんが帰ってきたときなど、うれしい気持ちでいっぱいの犬は、外れて飛んでいきそうなくらい尻尾を振ったり、顔をなめまわしてきたり、ワンワン吠えたり様々な感情で喜びを表現します。喜びすぎてうれションをしてしまう子も。
ポジティブな感情については特に対処などの必要はないと思いますが、あまりに(引くくらい)興奮が激しい時は注意。吠え等の問題行動が出る時は更に注意です。
そんな時はせっかく喜んでいるのに可哀想と思ってしまいがちですが、毅然とした態度で「オスワリ」などで落ち着かせることも大切です。
ネガティブな感情の時
逆に、怖かったり痛かったりすると、牙をむいたりうなり声を出して、「イヤだ!」という気持ちを伝えようとします。
それでも伝わらない場合は吠え、更に伝わらない場合は本能で攻撃に出ます。犬の攻撃は基本的に「自己防衛」であり、そうさせる原因が必ずあります。
犬のネガティブな感情に気づいたら、それ以上怖い思いをさせないように原因を取り除いてあげましょう。
わんこの気持ちを知るために見るべきポイントまとめ
以上、簡単に犬の気持ちを知るために見るべきポイントを紹介してきました。
当たり前の事ばかりですが、大切なのはそういったポイントから愛犬の性格や好き嫌いを飼い主さんが認識してあげることです。
そうするとおのずと普段の仕草から今、愛犬が何を考えているのかが見えてくると思います。
犬に合わせる必要はありませんが、あまりにも犬の性格を無視した生活を続けると犬にもストレスがかかります。人間同様、犬の性格だって「変わる」ことはかなり困難です。
今日はちょっといつもより長めに、可愛い愛犬を観察してみませんか?
もしかしたら今まで気づかなかった「この子こんな子だったんだ!」という発見があるかも知れません。